2009年に導入された世界初の新システム

エンジンには最大回転数を10,300rpmに制限するレブリミッターが装備されますが、09年度からの新しい試みとして、オーバーテイク・システムが装備されます。これは、ステアリングに取り付けられたボタンを押すと20秒間にわたって10,700rpmまで引き上げるという仕組みです。
オーバーテイクシステム自体は、その原理は異なるにせよターボ過給エンジンを用いるカテゴリーなどで装備されてきた経緯はありますが、その使用状況をリアルタイムで観客に示し、レース観戦の演出の一環として用いるのは世界初めての試みです。
ドライバーの戦略眼も勝負を左右
このシステムは、追い抜きをかけるときの加速を増すための「奥の手」ですが、使用回数は決勝中に5回と限られています。したがってドライバーは、オーバーテイク・システムを最適のタイミングを選んで使用しなければなりません。
ライトが輝いたら、その瞬間に注目
なお、ドライバーの頭上にあるロールオーバーバーには5つのLEDが埋め込まれており、オーバーテイク・ランプと呼ばれます。レブリミットがボタン押し下げから5秒後より点滅します。オーバーテイク・ランプは、その発光個数でオーバーテイク・システム使用残り回数を表しますが、シリーズポイントランキング首位の選手(開幕戦は前年度チャンピオン)の場合はレンズにより赤色発光させて観戦中のファンにその存在を示します。ともに、ファンにとってはレース戦略を楽しむためのひとつのツールになります。



